BLOG

ブログ

  • HOME
  • ブログ
  • 『ウッドフェンス(板塀)のDIY ヨコ張り・タテ張りのポイント』/富士・富士宮・三島フジモクの家

『ウッドフェンス(板塀)のDIY ヨコ張り・タテ張りのポイント』/富士・富士宮・三島フジモクの家

『ウッドフェンス(板塀)のDIY ヨコ張り・タテ張りのポイント』

こんにちは。工事の平野です。

今回は、ウッドフェンス(板塀)をDIYするときの注意点を紹介します。

 

 

板塀には大きく分けて、ヨコ張りとタテ張りの2種類の施工方法があります。

使う木材によって違いますが、どちらの施工方法も柱を建てる位置に注意するのがきれいな仕上がりのポイントです。

 

1.柱の位置を決める

ヨコ張りの場合は、木材の反りや強度を考えると1mピッチ前後が良いと思います。

塀の全長と木材の割り(木材を貼り付ける間隔)を考慮して、ピッチを決めて下さい。

タテ張りの場合は、板を張る前に柱に水平に桟を施工しなければいけません。

桟の強度によって柱のピッチは大きく変わりますが、柱と板の位置が重なるように施工すると仕上りが美しくなります。

木材の巾と隙間の寸法を決めて、桟の強度を考慮して柱のピッチを決めて下さい。

 

2.板張りの施工

柱が建ったら板張りの施工です。

ヨコ張りの場合は、下から張り出した方が施工しやすいです。

張り仕舞い(張り終わるところ)を決めてから、板の巾と隙間の寸法を決めて張る枚数を出します。その後、張りはじめを決めて下さい。

隙間の寸法でパッキン材を用意すると施工がスムーズになります。

1枚張ったらパッキン材を置いて、次の板を張って下さい。

クリアランスの余裕が無く施工枚数が多い場合は、伸び縮み(木材の寸法は1枚1枚が微妙に違ったり施工誤差が出てしまい、だんだんずれてしまうこと)が出てきますので途中で確認して調整して下さい。

 

タテ張りの場合は、板を張る前に水平に桟の施工が必要になります。桟は板の反りなどを考慮し1m以内に入れるようにした方が良いと思います。

桟を施工したら板張りの施工です。

端から張り続けていくと、板の施工枚数が多くなるので伸び縮みが出てきます。

何も気にせずに張り続けてしまうと、柱と板がずれてしまい恰好が悪くなってしまいます。

そのずれを防ぐためには、柱の建っている所だけを最初に施工して下さい。

柱間で施工するようにすれば、短い間隔になるため伸び縮みも少なくなりキレイに仕上がります。

 

以上、2種類の板塀を紹介しました。

私個人的には、施工手間や材料費を考えるとヨコ張りの方がDIY向きだと思います。

DIY好きな方はぜひ挑戦してみて下さい。

写真は、私製作の自宅の板塀です。

(文:二級建築士 平野雄大)