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【住宅屋根の形状と、素材、葺き方について】/ 富士・富士宮・三島フジモクの家

2021/01/26 住まいのノウハウ

【住宅屋根の形状と、素材、葺き方について】

こんにちは。工事の大塩です。 今回は屋根について書きたいと思います。屋根と一言で言っても屋根には形、素材、勾配(屋根の角度の事)が有ります。初めに屋根の形の種類です。

 

 

 

1. 切妻屋根:一般的な三角の形をした屋根、小さなお子様がお家の絵を描くとこんな形の屋根を描くのではないでしょうか。シンプルな印象の家になると思います。

2. 片流れ屋根:読んで字のごとく片側に雨水が流れる形です。切妻屋根より更にシンプルな形になります。

3. 寄棟屋根:4方向に傾斜する屋根面を持つ形で、落ち着いたイメージの形になるのではないでしょうか。

4. 方形屋根(ほうぎょうやね):寄棟屋根の一種で屋根の頂点が1ヶ所に集まった形の屋根になります。

5. 入母屋屋根(いりもややね):純和風の家や神社などで見られる重厚な感じの屋根です。

6. 陸屋根(ろくやね):マンションなどの鉄筋コンクリート造りの屋根が平らの形の屋根を言います。陸は水平、平坦なことを表しています。

以上が主な屋根の形で、下図のようにこれらを組み合わせて様々な形の屋根が存在しています。外観や仕上げ材と合わせて、自分のイメージに合った屋根形状を選んで見ては如何でしょうか。

 

次に、屋根の素材と屋根材の葺き方についてです。

 

 

素材は鋼板系として、ガルバリウム鋼板、銅板、アルミ、ステンレスなどが挙げられます。それぞれに長所、短所が有り、フジモクの家では最近はコストと耐久性のバランスが良いガルバリウム鋼板が多くなっています。

葺き方は横葺き、縦ハゼ葺きが主流です。最近の住宅では縦ハゼ葺きの特徴である緩い勾配での施工を生かして、外観を見た時に屋根があまり見えずキューブ型に見える外観を好まれる方もいらっしゃいます。

 

次は、瓦系です。粘土瓦、軽量スレート瓦、スレート平板瓦などが有ります。近年ではスレート平板瓦、俗にカラーベストと呼ばれる屋根材が一般的に多く採用されています。粘土瓦は、阪神大震災以降は住宅の耐震性を考慮するため減少していますが、最近は改めて耐震性や耐風性、軽量化が考えられた製品が作られています。

粘土瓦の葺き方には、和瓦、洋瓦、平板瓦が有ります。軽量スレート瓦とは、スレートを使用して粘土瓦に似せた形状を作る軽量瓦です。スレート平板瓦は、製造上容易に様々な形状に作ることが出来る為、多種の葺き上がりになる商品が用意されています。

屋根の形、素材、葺き方と組み合わせで多種多様になります。フジモクの家の屋根は、耐震性を重視して鋼板系屋根材をお勧めしています。地震に対しては上層部(屋根)が軽い方が家のために良いからです。

屋根は家の外観イメージや耐久性でも重要な部分になるのでじっくりと検討して頂ければと思います。

 

(文:二級建築士・暮らし省エネマイスター 大塩学)

 

 

 

 

 

 

 

 

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